料理の仕方とブログ書きについてふと思いました。
物事は、なんでも
「優先順位」があるのだ、と、
うちのおばあちゃんは、細かいひとでした。
幼い頃に料理を学んだのですが、
野菜の切り方から、洗い方、アクのとり方まで、
おばあちゃんの「優先順位」は「大切にする」ということでした。
ですので、
切り方ひとつも、皮は薄く・・・
洗うことも細かく、綺麗に、
アクも、余計なものまでとらないように・・・
とそんな教え方でした。
これを最初から純粋に守っていると、できない・・・
「なぜなら技術がないから!」
ということで、料理はめげてしまっておりました。
ひとつのことをいっぺんに詰め込む教え方の典型例だったのかと。
一方で、母、
母の料理の手際を眺めていると「速い」そして、「効率」が良い
野菜の皮を剥くのにも、いかに細かなゴミを出さずに捨てるも計算して、
どちらかと言うと「大胆」にざくざく切っていきます。
で、言っておりました。
そんなに綺麗に皮を剥かなくても良いんだと、
煮る順番だって、生で食べれる野菜は、火が通るのも早いってことだから、最後に入れれば良いんだよって・・・
「なるほど」
母の場合は、切った余分なものを捨てる手際を考えた料理・・・
こっちの方が素人には、わかりやすいや、と、いまさらながら思ったのです。
職人じゃないのだから薄く皮などむかなくてよい
料理のプロではないのですから、
はじめから、食材がもったいないと思って、
薄く皮を剥くことからはじめていたら、挫折してしまいます。
実際にそれで、苦手意識があったのか、と。
ブログ書きにも通じるなと、カレーを作りながら思ったのです。
「細かいことを気にしすぎ」だと、
そうしていたら、いつまでたってもできない・・・。
ブログを書く時に、
文法から、たとえば国語で習う、謙譲語、尊敬語、などなど、
丁寧に守っていたら
書こうと思うことも書けないです。
こそあど言葉、
誤字脱字、
全部、いきなり綺麗に書けることなどないなぁと。
そういう意味では、おばあちゃんの料理の作り方は、ポイントが多すぎで、素人がはじめるのにはハードルが高い教え方だったのだと。
包丁の使い方、綺麗に野菜を切ることなど、
慣れてからで良いです。
はじめから、いきなり綺麗に、薄く、は無理だと。
ポイントとしては、こっちも時間がないので、
はやくカレーをつくらねば、
かつ、ゴミもこまごま出していられない。
(※アイキャッチの画像はカレーではありません・・・写真がありませんでした。)
逆算すると、
さくさくすすめなくてはいけないのです。
これは厚く切り過ぎたかな、などは、優先順位が低いのです。
ブログ書きも、同じです。
書き始めの頃から、
綺麗な文章、小説のような文章を求めて書いていたら、
いつまでたっても、魔法少女になれない(ならない)、ブログ書き、文章書きになってしまうな、と。
ですので、はじめは、大胆で良いんじゃないか、と。
それが、
ちゃんと書かねばですとか、
綺麗になど、
そんなかってな「枠」にとらわれていたら、前に進まないのだなと感じました。
ちょっと包丁を使いなれてきてから、薄切りに挑戦すれば良いんじゃないですか?
そう、思ったのです。
なんだか、これ以前も同じようなことを書いたような・・・
読んでいただきまして、ありがとうございました。
郁
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