もう限界だと感じ、
環境を変えるために、
長野へ行くことを考えていた・・・
先月、毎月、一回のブログ書きでの集まりにも参加せず・・・
もう、参加しないという、あえてショック療法を自分にすることで、
ブログ作成を進めないといけない、と、
そう思っていたのですが、
家にいるとはかどらない・・・
花粉のせいなのか、体調も重く・・・
魔王へのメールも送ることができなかった・・・
はじめたが、テンションの違いについていけず・・・
このままだと、来月の集まりもバックレてしまいそうだと感じて・・・
「そうだ、長野行こう」と、
もう5月になるのですが、
年号も変わる。
平成最後の日に信州・長野へ向かったのです。
そう、古い年号の時に、東京の土地にいると、何かいやなものを引き連れてしまうような感覚があったのです。
平成最後の日、4月、
あいにく東京は冷たい雨、
バスで行こうと考えていたのですが、このどしゃぶりでは、
高速バスの発車する都心の駅まで、パソコンやら、カメラ機材やら、雨に濡れるので持ち運べない・・・
うーん、でも、平成最後の日に東京にいたくない。
朝、バス会社さんへ電話をし、高速バスのキャンセルをお願いする。
思い立ったら行かねばならない。
私は荷物がほんとうに多い、
パソコンから、カメラ、三脚、充電ケーブル類、ノート、着替え・・・
走る用の靴やら着替え・・・
先日、車検がおわったばかりの車・・・
タイヤも新しいし高速に乗っても大丈夫だろうと、車に荷物を詰め込む。
家にいる母は、いく、当日に、ちょっと長野にいってくると告げる。
母はとくに様もないのに、
いつも私の支度の最中にうろうろとする。
それがとても面倒なのだ。
何か忘れるので気が散る。
ほんとうに忘れる。
だから、申し訳ないけど、率直に、忘れ物しそうだから、お願いだからちょっとひとりにさせてという。
後ろの車の席を倒してフラットにして、どんどん荷物を積める。
たぶん・・・忘れものはない・・・
母は「帰ってくる日にちが決まったら言って」と私に言う。
はーい、と空返事・・・
とにかく、今、脱出しなければ、と
車のエンジンをかける。
雨は強い。
おかってのすりガラスの向こうで、母が、車がでるまで立って待っているのがわかる・・・
ちょっと滑稽だ・・・
律儀にも黙ってというのを守っていた・・・。
大型連休中なので道は混んでいるだろうかと考えたのですが、
まだ、だいぶ朝なので、いつもとそんなに変わらない。
ほんとうなら、晴れていれば、
新幹線でなく、
軽井沢まで高速バスで行って、軽井沢を降りて・・・
そこから信濃鉄道であえてゆっくり揺られて信州まで行きたかったですが、4月最後の日は冷たい雨でした。
高速の入口まで入ると、さすがに少し混んでいた。
もうここから渋滞かと思ったのですが、数キロ程度の渋滞で、
関越の新潟方面と、長野方面への分岐あたりから、空いてきてどんどん雨の中を車はゆっくりとした坂道をのぼり続けました。
タイヤを変えるとほんとに良く走るなぁと、こんな15年ものの軽自動車でも十分だなと、車はタイヤが命と感じたのです。
7時ごろに出発をして、案外と高速は短く、高速バスで都心まで出て、途中で軽井沢から電車に乗り換えるよりも早く、11時ごろには着いてしまいました。
途中、峠を越えてくるのですが、
関東は雨、峠を超えるくらいから、天気は曇りに変ってきて、
途中、トンネルを出た間から見える山には、
まだ寒さのせいか山桜が綺麗に咲いておりました。
ああ、もう5月なのに、こっちはまだ桜の時期か・・・と、
先月というか、まだギリギリ今月、4月、
なにもできなかった春の4月、
こっち山の方、信州へくることで、まだ時間を取り戻せる気がしてほっとしたのです。
信州の家は、今は空き家、
誰も住んでませんでして、
父には、先日、都心で会った時に、5月くらい一番よい季節の時に、少し行きたいとあらかじめ言っておりました。
ただ、父に言うと、ついてきてしまい・・・
それはそれで、気を使うといいますか、
ひとりで作業ができない。
山に隠遁してブログをつくりたいという気持ちと、
ブログ書きが進まずに、切羽詰まっていたので、あらかじめ長野へ行くということを告げておりませんでした。
とにかく向かうしかない、そんな気持ちでした。
信州の空き家に着きます。
車をとめて、家の鍵を開けると、
ふわっとした懐かしいにおいがしました。
田舎の家のにおい・・・
安心します。
家は誰もいないので、空気が通るように、家の中のどの扉も少し開いております。
縁側まで来て、荷物を置いて、
はじめて父へ連絡をとります。
父がでます。
「もう長野にきて」と、
「ああ」って感じで、特になんともない父、(そのように電話の向こうで振る舞う父)
ですが、少し唐突に行ったので申し訳ないと伝えます。
「お米あるよな、あとは冷蔵庫に残っているものはできるだけ食べてしまって」と
そんな感じで電話を済ませます。
さて、着いた…と
何をしようか、
「やっぱり温泉だよなー」と
はやくもブログつくりから脱線しはじめます・・・。
どうしても行きたい温泉があったのです。
大学の時に行った、こじんまりとした温泉。
→ほんとうに隠れた秘湯・・・を見つけた記事はこちらです。
さすがに、信濃路は山道なので、ここまできた軽自動では燃費が悪すぎなので、置きっぱなしの4WDの車を使わせていただきます。
荷物をおいて、着替えを用意して車に乗り込みます。
さすがに4輪だけあって運転が楽です。
軽自動車できたので、それに比べれば乗用車であればどんな車も運転は相対的に楽に感じるのでしょうが・・・
信州も着いた日は、曇っていたのですが、
山を越えてきたので、雲も薄くなり・・・
雨も上がっておりました。
車を走らすこと数十分、
目的の温泉につきます。
どこが駐車場だろうか・・・?
看板はあるのですが、
温泉らしき建物の方はすごい下り坂の方の先・・・。
降りようとしましたが、途中で車が登ってきたら絶対に戻ることも進むこともできない。
いったん戻り、逆方向へ少し進むと、
滝を見渡せるベンチのあたりに駐車スペースらしきところがありました。
1台車が止まっていたので、止めても良いかなと思い、隣にとめます。
木でできたテーブルとベンチのまわりにはピンク色の花が・・・
桜?
ああ、やっぱりこっちはまだ季節が春になったばかりなのだ・・・と、少し時が戻った気がして安心します。
先ほど車で下ろうとした坂道、長さにしてほんの20・30mくらいなのですが、川辺に温泉があり、その坂道が急です。
入口をみつけ引き戸を開けます。
山奥の旅館という感じでしょうか、
宿の主人らしき人と常連のお客さんが、なにかの花が咲いたことについて話しをしておりました。
500円払って中へ。
着替えるところも小さい、
家の近所の銭湯よりも小さい、
たぶん浴槽は2.3人で窮屈な感じです。
中に入ると誰もいません・・・
こころおどります。
洗うところも2か所しかないようなところです。
体を洗い湯舟へ。
小さい湯舟ですが源泉そのままです。
ああ、と、しばし現実逃避・・・
しばらくすると、誰かきました。
挨拶をします。
なんだかんだ、話しをして、学生の頃以来などと後からきた人と会話をしてから出ます。
少し浸かっただけで、ぽかぽか・・・
汗がとまりません・・・
外に出て、風にあたります。
まだこちらでは春のはじめの風が気持ちよい。
しかも、滝がある・・・
その音が良い。
桜・・・
ウグイスの鳴き声・・・
人が少ない・・・
すごい場所を見つけてしまいました。
ここは素敵だ、
秘密の隠れ湯です。
教えられません・・・
車を止めたあたりにあったベンチで、メールを読み返す。
木のテーブルには、綺麗な白い桜の花びらが数枚落ちておりました。
ここは、寒い、気温がしまっているのだろう、
だから、桜も咲きはじめてから散るまでが長い気がする。
東京は、一気に暑くなって、一気に散り、なにか節操がないな、と、ふと感じる。
メールを開く
千聖さんから・・・
うーん
涼みながらもう一度、昨日届いたメールを読み返します。
信州まで来て、やらねばいけない個人的な課題を、頭の中で復唱しました。
そして、天気を調べます。
ここにきた理由それは、
そう、
5月はじめの新月の日に、
どうしても星空を観たかったのです・・・
週間予報では晴れ・・・
撮影用の機材がまだそろってない・・・
シャッターを切るリリースとレンズフード、あとまだ寒いだろうからレンズヒーター、
あと5日ぐらいまでに街でそろえて、
そして、それまでにブログのできるところまでをやろうと決めて、
体が冷えたところで、ベンチから
離れ車に向かいます。
そして、まずは食料を買わねば・・・
さて、行こう・・・
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