ブログのつくり方など(無料特典)

仕事をやめる決断をしたこと、というか逃げたこと、浮世を捨てて逃亡し愚者になったこと

 

前回のお話はこちら

(前回のあらすじ):仕事場の環境とは一転、ブログの世界を知り、どんどんとはまっていき、違う世界があることを知っていきまいた。ブログ書きは自由で素直な気持ちに気づくものでした。

ブログ書きで向き合った気持ちと、いた場所とのギャップ・・・

気づきはじめてから、

職場への限界を感じ始めた。

職場の限界が浮き彫りになっていった

限界というか、もう、向き合った現実にどうしようもなくなっていったこと・・・

仕事を辞めたいと思っていたのか、

逃げたいと思っていたのか・・・

「どう逃げるか・・・」

考え始める、


心が限界なのか、体が限界なのか、

添削をお願いしていた千聖さんへも相談もしていたが、

決めるのは私自身だった。

そうメールでも言われた。

アドバイスとしては辞めても良いと思うが、最後に決めるのは私自信だと・・・

この判断に、できるだけ、お世話になった先生を巻き込みたくなかった。


そんなふうに悩んでいた時、

もうダメだと感じた事件が起きた。

ある日のこと・・・

お局が嫌がらせで、私に責任を負わせようとしたこと、

してもないミスを上司に報告されたこと、

送ってもいない書類、

正確に言えば、別の子が、私が梱包したダンボールを開封し、

ついでに入れて送った書類、

送付先の部署から、頼んでない書類が一緒に同梱されていたと報告があったのだ。

上司から発送を任された、私が疑われた・・・

休み明けの朝、職場の席につくなり、

上司と、その後ろに隠れるようにして後ろに立っているお局、

私の席に近づいてくる二人、

「指示した以外の書類が届いたと、先方から言われたんだけど」、と、つめよってくる。

なんのことかわからない。

言っている意味が理解できなかった。

そもそも、後からわかったのだが、

入っていたとしても別に問題ないふだん送付のやり取りをしている書類だったのだが、

上司が私たちの送っている書類の仕事の内容を把握してないので、先方から言われていた書類がなにかすら言っている上司が理解してなかった。

そして送った、送った先の、わざわざ文句を言ってきた上司も、それが何かすらわかってなかったのだろう、

わかってないモノ同士のリーダーが、あって問題ない、いつも普通に送っている書類を・・・。

馬鹿まじめに、要、不要と騒いでいたのだらか、ほんとうにあきれる話だった・・・。

私は、上司からいくら説明されても、ナニを入れたことに対して怒られているのか、理解できなかった。

上司が話していてわからないモノを私が理解できるはずもない・・・

なぜなら、そのモノじたいがなんなのか上司が把握してないから・・・。

あげくに、「入れたことも忘れたのかな?」

薄笑いを浮かべ、皮肉を込めて言われた・・・

お局はその後ろに隠れるようにたたずんでいた。

しかし、すごい目つきでにらみつけている。

なんの書類かもわからないので、答えようがない、

返す言葉が出ない・・・。

いや、それでも潰れるような声で、

「なんの書類のことですか・・・」と、上司を無視してお局に視線を向けて言ったが、

お局はただただ、黙ってにらんでいる・・・。

人間の心理はほんとうに怖い、

入れたはずがない、指示されたもの以外梱包してない・・・

いや、でも、そう言われるとしたのかもしれない・・・。

ありえないのだが、そう思ってしまう・・・。

してもない犯罪をしたと言ってしまう、冤罪を認めてしまう心理のようだった。

人間に絶対はない・・・と、頭のどこかで、ほんの数ミリの時間、自問自答し、そんな感情に負けてしまった・・・

「むこうが言って、入っていたというのであれば・・・入れたのかもしれません・・・・」

そう言った瞬間に、隣の隣に席に座っていた後輩が、

「わたしが入れました」と、突然、ひとこと、言い放った。

このやり取りは、はじめから、その子にも聞こえていたはずであった・・・。

 

(なんで・・・、はじめから言ってよ・・・)

 

そうも思ったが・・・

 

後輩へ対しての怒りよりも、

 

去っていった上司とお局の息遣いがまだ残る、私の席のまわりの嫌な空気を感じると、

上司とお局に対してのどうしようもない気持ちがわいてきた。

「入れたのも忘れたかな・・・?」


ねえ、どうしたらそんな言い方、人にできるの?

私は何も言い返す力が残ってなかった・・・。

上司もお局も、あやまりもせずにそのまま、その場から、スッと、引き潮のように立ち去る。

あげくまだ、遠目から、「送り返されてくるから、またあっちへ送り返して」と、

私に向かって言ったのだろうか・・・?

なんで私に向かって言うの?

 

(それよりも、あやまってよ・・・)

朝、席についた瞬間のできごとだった。

そのやりとりのあと、なかなか起動しない、色々なシステムが詰まったパソコンを立ち上げ、メールを開く。

 

上司から、さきほどのことのメールが、すでに、昨日の夜にきていた。

 

指示していないものがはいっていたと先方から言われた、と、先ほど言われたことと同じ内容がメールに書いてあった。

「指示意外のことをしないでください、もしくはそうするのであれば、言ってからすることを、今後の行動についてちゃんと約束してください」・・・と、

メールの文面をみて、ほんとうにくやしかった・・・・

もう、朝、私の席にくる時には、そう、上司もお局も、私がしたことと決めつけていたのだ。

このやりきれない感情はどこにも放つこともできなかった。

いまでもできない、

悔しすぎて、そのメールを印刷し、まだとっておいてある。

どうしても、今のブログ書きが嫌になったら、この時のメールを読み返す、

怒りを忘れないために・・・

隣に座る、お局とは別の、おばちゃん正社員の面倒もふくめ、後輩の面倒も、面倒な案件を引き受けるのも、あげくこんなことを言われ、もう限界だった。

こんな状態になり、あらかじめ、派遣元の担当者と、もう体調がすぐれないので、

いったん休職させてほしいと、電話とメールで相談をつけはじめていた。

メールで相談し、

アポイントをつけて、

病院で診断書をもらい、

私はシフトが休みの日だったある日の平日、4月の後半、派遣会社のオフィスへ訪れた。

場所は職場と同じ駅、

会社の連中にあわないように、体を縮こまらせ、

さけるように視界を落とし道を歩き、派遣会社のオフォスがあるビルへすべりこむように入り込んだ。


くやしさをかみしめ、印刷したメールの文面を担当者へみせる。

もう体も心も限界だと訴えた。

もう、どうなっても良いと思った。

あと、数か月すれば無期雇用になれたが、もうダメだった・・・。

メールの文面をみて、担当者も理解をしてくれた。

明日から休みましょう、と、

派遣会社のオフィスで担当者との面談が終わったあと、

職場へ電話をかけた。

もう私にとっては、これが最後の仕事と、最後の力を振り絞って・・・

携帯の発信ボタンを押す。

2コール以内に、あの、お局が出る。

「上司にかわってもらえますか?」

「いま誰もいなんだけど」

「あなた以外の社員だったら誰でも良いので」もう私の声は震えてなかった。

 

一瞬、電話越しに、お局が少しの緊急性を察したかのような間が、ほんのわずかにあった。

保留音が解除され、

でた社員へ告げる。

「明日から1週間やすみます」と伝えた。

電話を切る、

 

もう私の中では終わった。

 

すべて終わった。

もう、私は世捨て人になった。

なにもない、無責任な愚者そのものだ。

もう、会社に戻るつもりなんて微塵も思わなかった。

荷物がどうなろうがしならい。

こうなるとわかって、数日前から不要なメモ紙はシュレッダーしていたし、仕事中にどうしようもないイライラの感情を書き連ねたノートは、デスクのなかにあえて残してきた・・・。

派遣会社の担当者と別れ、また体調の経過を報告してくださいと言われる。

もう、私のなかでは戻るつもりはなかった。

ビルから出て、帰りの登り方面の電車に乗る。

もう、再びみることのない景色を眺めながら・・・

春のキラキラした光が、いつも通り過ぎる川を照らしていた。

 

こんなに綺麗な景色だったっけ・・・

 

そっか、こんなに陽がきれいな時間帯に通りすぎたことなんてなかったのか、と気づく、


はれぼったかった、皮膚の感覚が、すっと放れていった・・・

ただ、現世から、浮世から、もう、出来る限り逃げおおせよう・・・

どうなったってかまわない・・・

もう、戻るところはこの世の中にはない。

ブログの世界でしかない、

責任なんて知らない、あとはお局と嫌な上司、悪口のばかりの仲の良い人たちでやってくれ、

何を言われたって良い、

どう思われたっていい、

もう、逃げるだけ逃げてやる・・・

そうして、私は、この世を捨てたのです・・・。

 

そしてその1年後・・・・

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