自動車屋さんから聞いた、ほんとうのもてなしとは、ぶっちゃけてくれるということでした・・・
つい最近、車の車検を行いまして、
もう、ほんとうに、車なんていらない、と、
お金ばかりかかるし、と、
ですが、うちのあたりは、中途半端な田舎でして、
ですが毎日、車を使うほどの田舎でのないのですが、
どちらかと言えば、長く乗った、愛着なのでしょうか、
もう15年まえ、色々と旅をした車・・・
最近はまったく運転しなくなりましたが、
と、いいますか、15年で3万キロ行ってないと言ったら、
「それ持っている意味あるの?」って、笑われまして、
実際そうですね・・・。
ということで、
廃車にするか、どうするか、
悩みました。
・・・
とりあえず見積もりだけ取ってみるかと・・・
それで、予算を決めて、もうこれ以上になるのなら、捨てよう。
もうちょっと行けるなら、残そうと、
近くのくるま屋さんを、3つまわってきました。
おもてなしは、ROCKだった
それで、感じた、ほんとうの、おもてなしとはなんだろうか・・・と、
→おもてなしの記事について、「伊勢で感じたこと」、「今の日本は・・・意味が違う、おもてなし・・・」
とりあえず、町にある、価格の安い車検屋さんに、
こっちが、まず、ぶっちゃけます。
あまりお金かかるのであれば、もう、廃車にしますと、
ですが、まあ、あと次の次の車検ぐらいまで持つのであれば、
どれくらいの費用がかかりますか?と、
整備士さんの話しもおもしろいですね。
以前、大工さんと話た時のことを書きましたが、
→点検口の話はこちらです。
それで、はじめの話しですと、
2か所、部品の交換が必要と、
車検を通すだけ、であれば、見過ごしても良いのですが、と、
交換が必要なところの場所も一緒に見ながら、どこが、どういった理由で危ないか教えてくれるのです。
こういう構造で、ここはゴムでできていてと・・・
確かにそれで、みると、ああ、部品が裂けていたり、錆びていたりと・・・
なんで雨に当たらない部分が錆びるんですかねと、無知を承知で聞くと、
結局は、湿度ですとか、雪国は、融雪剤(塩化カルシウム)をまくので、それだけで整備代がたいへんなことになると・・・
うーん、
実際、裂けている部分をみると、車検を通すのには大丈夫でも、
やっぱり怖いなと、
メモにとった、修理箇所を家に帰ってから、とりあえず、調べました。
それで、整備士さんの話しですと、タイヤがもう、やばいと、
たしかに・・・
もうずっと代えてない・・・。
乗らなくても、とうぜん、雨・風・熱で劣化しますし、
いつバーストしてもおかしくないと、
タイヤ交換は、これは、まあ、今回はするだろうなと思っていたので、4本交換の見積もり代もいただきました。
タイヤもピンからキリまでで、低コストなタイヤから、少し性能が良い、エコタイヤまで、
色々と、部品の交換、タイヤ交換をふくめると、じゃあ、それをしたところで、今後4年ぐらい乗れるのかなと・・・
微妙です。
悩みました。
一回、見積もりを持ち帰り、どんな部品なのか調べたところ、人によってはそのままでも良いというパターン、やっておいた方が良いと、なかなか判断がつきませんでした。
それで、
次に、別のところへ聞きにいきました。
お医者さんでいうと、セカンドオピニオンみたいなものです。
2軒目のくるま屋さんも、やっぱりタイヤが、と、
運転していて破裂したら、巻き込みも含めてあぶないですと、
タイヤの値段は、1軒目と同じくらいでした。
まあ、あまり乗らないと思いますので、安いタイヤでも大丈夫でしょうと、
それで、あとは、こっそり色々と説明を聞いておりまして、
1軒目で言われた部品の部分についても、聞いてみたところ、
返答は、「うーん、車検に通すだけで、あれば交換は必須ではないです。交換したところで、じゃああと何年乗れるかはわかりませんね」と、
大丈夫な場合もありますし、ダメな場合もありますし、
「結局は、運みたいなもの」ですかね、と、
ということで、3軒目に行きます。
ここは、最後とばかりに、もうめったに行かないディーラーに診てもらいました。
単純に正規のところだと、どれくらいになるのか、という興味があったので、見積もりだけならタダですし、買う気がないのに試乗しに行ったらダメですが・・・
それで、回答は、「やはりタイヤですね。」と、
からはじまり、
見積もりをいただくのですが、
高い・・・
こりゃ、無理だ、と、
こんなに払うのであれば、もう維持する気すらない・・・
ですが、ディーラーさんも、
車検に通るだけの必要な部分で、と、
まあ、それでも、おなじく、2つまわってきた、くるま屋さんの整備士さんが、交換した方が良いですよ、という、部品についても、
しれっと聞いてみました。
「たしかに、まあ、やっておいて良いですが」と、
補足ですが、私はたぶんお医者さんから嫌われるタイプの人間です・・・。
お医者さんに行くと、説明でだいたい、相手が摩耗していきます・・・。
話しが逸れましたが、
それで、だいたい、それで、くるま屋さんを3軒もまわれば、整備士さんの言っていることもなんとなくわかって気まして、
その、気を付ける部分ですとか、修理しなくてはならない優先順位ですとか、
で、ほぼ、その優先順位が同じ、
だれもが、まずタイヤからと、
それで余裕があれば、部品も、と、
話しをしながら、「どこかで、見積もりとられましたか!?」と聞かれました。
「あ、はい」、と、
じゃあ、みせていただけませんかね、と言われ、
まあ、みせても良いかと、そのまま見せました。
のちほど戻ってくる、ディーラーの整備士さん。
それで、今回の件、
ぶっちゃけてくれたのは、ディーラーの整備士さんでして、
「見積もりの内容は、ほぼ間違ってません。だいたい、整備士はおなじところをみます」と。
「ですので、見せてもらった部分の見積もりは、間違ってませんし、
うちでやっても、最初に見積もりをもらったところでやっても、
行う作業は変わりませんし、でしたら、安いところの方が同じ費用をかけるのにも、うちでやるよりも、部品の交換もできますし」、と、
そこまで、言ってくれました。
これが、難しいのですが、
自分の命に関わる、自動車も整備不良でしたら、命にかかわるので、
同じ工程なら、金額の高いディーラーを選んだかもしれません。
たとえば、病院で治療をする場合は、同じ内容でも、高い方が安心なのかもしれません。
「気持ち」の問題で、
ですが、
私の価値観でいうと、
まあ、車はもう、いつ壊れても良いや、10年以上使ったのだからしかたない・・・
乗っていて、突然、止まったり、危険がない範囲で整備できれば、と、
ですので、
安い範囲で、できるだけ部品を交換できる、最初のくるま屋さんにお願いをしました。
整備士さんという職業は、人の命に関わる部分もあると思いますので、お医者さんと似ているところがあるかもしれません。
ですので、適当なことは言わないのだな、と、
売り上げより安全をすすめるのだと、
それが、お金をとれなくても、整備不良だったら、みた人の問題にもなりますし、そういう意味では、
整備士さんも職人気質の人が多いでしょうか、
おもしろいです。
そして、お金をとれなくても、本音を言う、
今回の件ですと、うちでやるよりも、内容は同じで向こうの方が安いのでと言っていただけた会社がある、というのは、
なんだが、少し救われた気がしたのです。
つまりは、うちのサービスは利用しなくても良いですと、言い切れるところ、
私の働いていたところは、
絶対に解約をさせない、
他にとられない、
むしろ、さらに余計なものを売る・・・
利用を辞めたいという人からの問い合わせに、いや、やめると、これだけ損しますという、延命措置マニュアルがあったのですが・・・
あれは、ほんとうに、みていて苦しくなるものでした・・・
だって、必要ないって言う人に、なんで、また、
色々、本人のなかでも、検討し、判断した結果、必要ないですというところなのに、
まって、逃げないで・・・
たとえば、これが恋愛でいったら、恐ろしいですね。
もう良いっていってるのに・・・!
なのに、何か別のものでつなぎとめる・・・
むしろ、後悔を押し付け、恐怖を売るという恐ろしい会社・・・
不誠実な関係・・・
というところに、私は居たんだな、と、
そう、あらためて学んだのです。
今回の件は、正直いいますと、
私は、正規ディーラーさんに、お金はかかるのであれば、もう売っても良いですと話していたので、
ああ、新しい車も買うつもりないな、と、走行距離を見れば・・・わかりますし、
ですので、
向こうも、正直に町の車検屋さんよりも、同じことをしても料金は高い、と言ってくれたのかもしれません。
今度、買わないつもりで試乗にでも、もし行ったら・・・
とんだ迷惑なお客さんになってしまうと・・・
さて、それで、車検のことなのですが、
実際に、じゃあ、なぜ、
いちばん、最初のところにお願いしたのかと、言いますと、
それは、ディーラーさんが正直に、うちでするよりも安いですと言ってくれたところもありますが、
最初に見積もりをお願いした時の、整備士のお兄ちゃんですね、
良く考えると、これと言った理由はないのですが、
エラーしても憎めない野球選手になんかイメージが重なりまして・・・
案外と人の判断ってそういうところなのかもしれません。
理屈で説明が難しいのかもしれません。
それで、色々な車体部品の説明ですとか、
これこれ、こういう理由で、と、話している感じに、
あまり打算を感じなかったのです。
単純に、色々な車の機械を見て、話すのが楽しいんだろうな、と、
無理にやっているというか、
まあ、やんちゃな感じの人が、そのまま大人になって、好きなことしてる感じでして、
色々な車の部品をみて、考えて、話すことが好きなんだろうな、と、感じたのです。
じゃあ、その人にまかせてしまって、良いかなと、
一生懸命説明してくれるんですが、
そこに、利益、儲けというよりも、
単純に車の整備が好きなんだな、と、
で、タイヤのグレードを選ぶときも、だいぶ悩んだので、とりあえず見積もりに含めていただいたのです。
ですが、結局、外で買った方が、車検をお願いしたところよりも、安かったのです。
後日、早めに「別のところで買った方が安く、それで、取り付けだけでもお願いして良いですか」と、
後日、電話をしたら、「全然、良いです」と、
車検の日までに、わかるように、タイヤを送ってもらえれば、という感じでした。
ですので、あまり、売り上げようですとか、そんな感じがしなかったのです。
これが、私が居たような会社だったら、
なんとか、値引きして、買わせて、少しでも売り上げを、と、
もしくは、それはうちではできません、と言うところだったので、
整備で学んだおもてなしとは
ほんとうの、接客とは、
おもてなし、とは、
やはり打算を抜きにした、純粋な感覚なのではないでしょうか?
つまり、整備を受ける側がどうすれば、一番お得に、安全も含めて整備を終えることができるのか、ですね。
整備の優先順位がタイヤでしたが、
やはり、それは、一番、車の根本の車輪の部分で、安全の部分なので、
整備の優先順位を守る、売り上げよりも大切ということなのだろう、と。
「整備中、開けてみないと、こまかい部分はわからないので、当日に追加でなにか作業が発生するかもしれません」と言われておしました。
まあ、古い車なので、
で、やはり、ある部品が、あまり良い状態でなく、
結局、想定していたよりも、金額がかかってしまったのです。
で、これも、車検を通すだけなら、そのままで良いですが、と、
そう前置きがあったので、悩んだのですが、
まあ、色々とやってもらったので、
この整備士さんが、そういうなら、まあ良いかなと、
つまりは、
最終的には、
「お金を何に払うか」は、
その人間像なのではないか、と、
形での物というよりは、どちらかと言いますと、単純に好きだから、そう言っただけという感覚、
うまく言えないのですが、物理的なモノを得るよりも、安心感ですね、人物像への価値というところです。
ですので、ブログ書きというのは、
書く人の価値観を、そういう意味では伝えやすいです。
想っていること、好きなことを発していれば、おのずと訪問者は現れるのですから、
今回の車検の話は、私から会いに行って、
じゃあ、この人なら、と、
例えば、それは、なんか、やんちゃで憎めない感じです。
でも、一生懸命、説明してくれて、
正直、言いますと、
車を預けている時に、家の車を止めるスペースがからっぽな状態をみて、
なんか、ああ、
車も断捨離ではないですが、
やっぱり必要なんじゃないか、と、
こうやって、時間もかかるし、お金もかかるし、
管理も面倒くさいし、
このお金を使うのに、旅行にでも行ったら、よっぽど良いのではないか、と、
整備で、預けて空っぽになった駐車スペースをみて、
「ああ、失敗したな・・・・」と思ったのです。
で、車を引き取りに行きまして、
整備が終わったあと、
使った部品、取り除いた部品について、
その整備士さんは、
丁寧に説明してくれるのです。
「ここがこれだけ錆びてまして、確かにおっしゃるように磨けば、と、いうこともありますが、ここまですと、ちょっと・・・」ですとか、
ここのパーツは、
と全て説明すると、はっきり言って、私が疎いので、この文章でお伝えできないのですが、
それで、
実際に、
整備が終わった車に乗ったのですが、
明らかに、軽い・・・のです。
いつもなんだかくたびれて、重かったハンドルが軽い、
安物買いの銭失いという言葉がありますが、
整備費をけちって、ずるずる乗っているよりも、全然気分が違うな、と、
燃費はどうなんでしょうか、良くなれば良いです。
ですので、
整備場で車を受け取って、
帰った、帰り道、久しぶりに、運転が気持ち良いなと感じながら、
夕闇に落ちた、5月に近い、独特の初夏にさしかかる、夜の風を運転席から感じましたら、
まあ、じゃあ、あの整備士さんがやったことだし、
かりに、予算よりも高めの金額になりましたが、
それで、
半年後に車が動かなくなっても、まあ、良いかと、
色々、話しも聞けたし、
そう感じたのです。
いくらになるかは別として、整備後の車を売ったら少しはお金になるだろうか、と、考えたのですが、
それも、あの、やんちゃそうな整備士さんを思い出すとなんだか申し訳ない気がしたのです・・・。
ですので、記事書きも打算なく、
例えば読まれようですとか、
そんなところよりも、正直な気持ちを書くことでつながる人間関係が理想であって、
ブログ書きは、素直に書くことが、最高のおもてなしになるのではないか、と感じたのです。
人によっては、例えば、その整備さん、ちょっと大丈夫だろうか、と、
かっちりしたディーラーさんの説明の方がしっくりくる人もいるかもしれません。
ちょっと、話し方も、ちゃらそうだし・・・と、
でも、なんだか、私は、好きなように、ふつうに話している感じがしっくりきたので、
かっちりな感じが好きな人は、つながる必要もなく、それは、かっちりな人宛てに書いたブログの方に、読者さんは行くので、
やはり、どう思われよう、というよりも、
どう、素直に、正直に書くか、ということになります。
以前、別の記事でも書きましたが、訪れる人の感情をこちらがコントロールすることはできないので・・・。
ですので、思ったとおりの感情を発信し続ける。
それで、出会う人が、結局、お互いに生きやすい関係なのだ、と、思ったのです。
価値の対価が形のある物だけでなく、(何かのCMのキャッチコピーではないですが・・・)
たとえば、ライブに行った時なんて、
あれは、その歌が聴けた、姿が見れた、雰囲気を感じたという、無形の満足でして、それは、その人にしか説明できない価値であって、
そうしたら、今回感じた価値も、ロックなライブに払った対価だ、と、
職人気質は、自由なロックンローラーな気がしてきたのです。
独特な世界観と価値観を持って生きているところに共通点があるのではないか、と、
もしかたしたら、普通の生き方の中でも、それはつながることがあるのんじゃないか、と、
そうも感じたのです。
以上、車の整備とブログ書きになりました。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
郁
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