なってしまったという言い方が正しいのか、
良いことなのか、
ここが私の苦手だと感じる、集客・マーケティング視点ということになるのだと思います。
今回のお話しは、どんな物も、
伝え方、見せ方によって、
印象がかわる。
根本にどういう価値があるのかを別として、
私も含めて、訪れた多くの外国の方も、その場所の歴史背景を知らずに訪れているようで、(もちろん事前に調べてきている方もいると思いますが)
何が理由で観光地に人が集まるのか?
たとえば私の場合、日本人なのに、神社の歴史を知らずに伊勢や京都で参拝などをして罰当たりなのですが、
でも、観光宣材の写真は、綺麗で歴史を知らなくても実際にみてみたくなります。
うまいと思います。
ポスターやCMのキャッチフレーズもそうですね。
あと、実際に歩いて観光地の雰囲気をみて感じたのですが、
最近だと、インスタなどのSNSで簡単に画像をあげることができる環境があって、
SNSのブームもあるのかなと感じます。
5月に京都の瑠璃光院に行ったのですが、
しぶい場所であるはずなのに、若い女性が多い、
そして、すべての人ではないですが、
多くの人が、「映える色」の景色を背景に自身の写真を一生懸命撮っていたのが印象的でした。
SNSへのアップでしょうか?
イイね!が欲しいのか。
確かに綺麗ですが、その建物の歴史背景などは少し別として、来ている人が若い人、特に女性に限られている感じがしました。
綺麗な日本庭園があるのに、それを好きそうなお年寄りが少ない。
お年寄りが日本庭園を好きそうというのも私の偏った考えなのかもしれませんが。
京都なのに、
昔は、京都はお年寄りが観光するところ、というなんとなくのイメージ、
少なくとも若者が多い印象はありませんでした。(修学旅行生は別です。)
人も少ない…と最近までは思っていました。
数年前は、日本に外国からの観光客も少なく、フランスなど他の国に比べて観光収入が日本は圧倒的に少ないと言われていたと思います。
それでもって、最近は逆に場所によっては観光客が増え過ぎている。
観光公害という言葉すら聞くようになってきました。
鎌倉の江ノ電にある鎌倉高校前駅は、アニメの聖地であるらしく、中国の方がたくさん来てオーバーツーリズムらしいです。
京都、鎌倉とも、まったく場所は違うのですが、
東京の浅草寺に十年くらい前に行った時と、去年行った時、雰囲気はまったく違う印象でした。
去年行った時は参道に外国人がいっぱいで、
平日に行ったはずでしたが、人が多すぎ・・・
昔こんなにいなかった気がするのに・・・
京都もそうですね。
歩いている時に聞こえる話し声を聞くと日本人が少ない。
日本に来る人が増えることは嬉しいのですが、どうしてこうなったのか。
というところで、出てくるのが私の苦手なマーケティングなのだろうか、と。
京都のパンフレットなどをみると、見せ方がうまいなと感じます。
確かに行ってみたくなるような雰囲気があります。(JR東海のパンフレットより引用しました。)
伝え方でいかようにもなる
と考えると、昔も今も同じ街・建物なのに、訪れる人が多くなり変わったということは、
どんな物もマーケティングでいかようにもできることになるのかなと思いました。
世界の観光地ランキングなどありますが、
それじゃ、その物(場所)にある本質ってなんなのだろうか、と考えはじめると難しいです。
人が多く訪れるから価値があるのか?
CMなど踊らされているだけではないのか?
情報に無意識で動かされていないか?
ネットなどの情報がきっかけで、歴史や背景に興味を持たれ、価値が見直された観光地もあると思いますが、
この多く訪れている観光客の人たちはみな、その観光地に存在する神社仏閣に詳しいのだろうか!?
むしろ、日本人よりも詳しかったりもするのか、というような疑問もあったりします。
風景が違うので物珍しいという部分も来る理由にあると思いますし、あとは、経済の状況などもあるのか、その時の物価によって行きやすい、行きにくいなど、
要素は様々かと思いますが、
この観光客が多いのはいつまで続くのだろうか?
50年後も果たして、同じ状況だろうかと思いました。
そんな、疑問だらけの、考えはじめたらキリがない「人気の観光地」という概念について考えたことでした。
ですので、何かのマーケティングがはまり、それがきっかけで、住んでいる近所の何かが、いきなり観光地になることもあり得るのかな、と、そんなことも考えたのです。
たとえば古びた遊園地・・・
「古びた」というのが逆になにかのきっかけで廃墟的な注目を集め、人気となり、
ただ単にドラマやアニメの生活シーンの一部の舞台地なだけで人が訪れるようになり、そんなこともあったりするかもしれません。
ブログも同じで、
ですので、
どんなものでも、内容もありますが、
伝え方と見せ方によって、
人がブログを読みに訪れる頻度、読む層も、かわってくるのだとは思います。
ブログは、書く側が読書の方、来て欲しい方へ自分の考えるマーケティングで、自由に発信できるので、そこは魅力です。
ですが、マーケティング視点で集客を意識をしだすとそこは私は苦手なので、ブログ書きというより、コンテンツづくりは難しいのですが・・・。
以上になります。
読んでいただき、ありがとうございました。
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