どうしても復活してほしい選手がいまして、
それは、ただの私のエゴであって、
まったくもって、その球団を子供の頃から今まで熱心に応援していたですとか、
高校野球の時代からみていた選手ではないのですが、
どうしても、もう一度、輝きをとり戻りして欲しい選手がいます。
藤浪投手ーー
ほぼ野球は、最近は熱心に観なくなりまして、
そしてまったく関西のチームに縁もいままでありません。
どんな経緯でそれを知ったのか、詳細は覚えてないのですが、
おそらくネットか何かのニュースで、また背信行為など文字が目にとまったのだと思います。
それで、どんな選手なんだろうと、
ふと調べて、動画にあげられていたシーンの映像が目に入ってきました。
はっきり言って、驚きました・・・
私には、スポーツ上の投球理論や、動作、詳しい技術については経験者ではないので全くわからず、
実際になにが原因で問題なのか、
はっきりとしたことはご本人ではないので、実際のところはわかりません。
はじめは、その乱れたコントロールのシーンだけ集められた映像をみて、
「これは・・・」と思ってしまいました。
いや、最初は、バッターがあぶないって、
正直、
ですので、その映像のコメント欄をみて、厳しい意見を目にすると、
「たしかにそうだよねぇ」と思ってしまったのですが、
ひとつひっかかり目にとまった単語、イップス…
あ、そういえば、どうしてこうなったのだろう?
過去の成績を調べさせていただいたところ、初年度から10勝以上、3年連続で二けた勝利・・・
すごいなぁと、
今は熱心に野球はみませんが、一応、好きなチームもありまして、応援しているチームにこんな若いピッチャーがいれば・・・と、
成績だけみたらうらやましく、まだ25歳ですでに通算で50勝以上・・・
こんな逸材がどうして、と、
もう少し調べます・・・
それで、
その、おそらく、それが不振の原因なのか、
私は実際のところは本人ではないので勝手なことは言えないのですが、
映像を見る限り・・・
おそらく、対投手が打席に入っている時に3球続けて投じてしまった内角に外れた投球が原因ではないか、と・・・
あの時、打者に当たっておりませんが、厳しいコースにいった投球に両方のベンチから人が出てくる状況になってました。
・・・ ・・・ ・・ ・
このシーンは個人的には、
その、
確かに、ふだん打席に立たない打者、それも本業はピッチャーであって、
かつ、バントの構えもしている。
それが厳しいインサイドに意図せずともきてしまった。
打者だって、そりゃ、体が資本の職業ですし、
本業は投手なので気持ちはわかりますし、客観的にみればかなり危ないと私も思います。
ですが、その、
ボールを投げた投手の気持ちを考えた時に、
MLBの厳しい環境でやってきて、バリバリのプロ意識で、しかも元所属していたチームに戻ってきた伝説の選手に怒られたら、
私だったら委縮してしまうだろう・・・と、
そのやり取りに対して、どちらが悪いということではないのですが、
わたし個人としては、
その、
藤浪投手の方に同情してしまう映像でした。
そりゃ、はっきり言って、あんなレジェンドに怒られたら・・・
無意識の部分でも精神的なトラウマは残るだろうと・・・
それからなのか、成績は下降線になったようで、
例えば、試合結果やニュースの記事などではまた背信行為ですとか、
コメントにけっこう辛辣な言葉が書かれてあって、
私がその立場でそれを見たら、
さらに、どんどん深みにはまるだろうと想像してしまいました。
もちろん全てのファンではないと思いますし多くの人は応援されてると思いますが、いくらプロといっても若干20歳すぎたぐらいの青年に対して、
そこまでいわなくても・・・
そういうから、どんどん無意識のうちに気にしてしまい、
無限ループに陥ってしまったのではないかと、
あとは他の投手が打席に立っていた時に、死球を当ててしまった際、気をつかってもらって大丈夫という仕草をされた時も、
私なら、むしろ、そんな気を使わせてしまって申し訳ないと・・・
さらにどんどん深みにはまってしまいそうで・・・
当事者ではないので、
正しい事情はわかりません・・・。
ただ単純に投げさせすぎだったとも、技術の部分という見方もあるのでほんとうのところはわかりません。
ですが、
その後、色々なことを知って、
藤浪選手が投げている試合がたまたまテレビでやっていると、
私は、無意識のうちに、
心の中で手をあわせて応援してしまいます。
どうか、復活してほしい・・・・
なんとか、また、1年だけでもいいから二桁勝利できるぐらいに、
ご本人も野球をやっていてよかったと笑えるように、
と、
すごい勝手な応援をしてしまいます。
どうして復活を願うのか・・・
それは・・・
たぶん、
そのうまく説明できませんが、まったく同じ状況ではありませんが、
私にもある、似たような状況を勝手に重ねてしまって、なんとなくそんな過去のトラウマのようなものが、いまでも日常の生活のシーンで、ふとよみがえってしまい、うまくできないことがあり・・・
例えば、人と話すことですが・・・
今でも、たまにうまくできない時があるんです。
それが具体的にどういう状況なのか、なにが理由なのか、
私の問題なのか、
話そうとする相手に問題があるのか、
そもそも何も問題なんてなくて、ただ深層心理の影響なのか、
なにかがフラッシュバックして、
うまくいかない場合に、めまいのような感覚になり、うまく言葉がでない時がある・・・。
それは、どれだけ信頼できる人でもたまに起こる。
その人たちにはほんとうに申し訳なく、
悪い感情をもっているわけではないのですが、どうしても言葉につまることがある。
そんな、
人を心から許して、私の心も人に素直に安心して預けられて、
そうして、
ほんとうに心から会話を楽しんだ感覚はいつまでさかのぼるだろうか・・・
小学校・・・?
もう、わからないくらいずっと前・・・
ですが、まあ、それでは生きてはいけないので、
外面だけはうまくみせるように磨いて、
可もなく不可もない人間には、そういったことを見せないように、まあ普通に生きているような感覚を、少なくとも、
私じしんをそうダマして生きてはきたと思います。
それはすごく疲れる生き方なのですが・・・
私は、だからいまでも、野球に例えると、自信を持ってバッターの内角にボールをなげることができるくらいの気持ちで人と接することができないのです。
もう、すでにそれはあきらめたぐらいに・・・
可もなく不可もなく、
いや、もういっそ一人で良いや、
実際にその方が楽だし、という感じで、
どんどん人を避けて生きてきてしまいました。
それはある意味、一人での耐性に強くなり、
寂しいという感情すらなくなってしまった感じもあるのですが、
ですが、
もし生きているうちにできるのであれば、
そんな、いちいち、この人は私にとって大丈夫な人だろうか、ダメな人だろうか、と、心の中で予防線を張って生きるような対人関係ではなく、
むかし、ずっとずっとむかし、
無邪気に人と話すことができていた感覚をもう一度思い出すことができれば・・・と、
おそらく、どこかでそういった願いがこころの隙間にまだあるんだと思います。
ですので、
これはまったくもって私の勝手なエゴであって、
我が侭な期待ではあるのですが、
もう一度、その、今の不振から、
本来の姿を取り戻して欲しいと、そう勝手に、ほんとにかってな願いなのですが、
みていて願ってしまうのです。
どうか、神様、人には乗り越える力があると信じさせてください・・・。
そう願ってしまいます。
おなじ同期で、一方でメジャーに行って活躍している選手もいます。
その選手はその選手ですごい努力をしたと思います。
順調な成長曲線のストーリーもすごいと感じますが・・・
私は、こうやって、本当の原因は私にはわかりませんが、
もがいて、不振から脱却を目指す・・・
そういった宿命を背負っても、いつか、それをはねのけて、退けて、
そして、復活するストーリーこそ本当に勇気をもらえるシナリオに感じるのです・・・。
一応、好きな野球チームがありますが、もし藤浪選手が復活するきっかけになるのであれば、
喜んで、応援しているチームが負けていいと本気で思っております。
「だから、神様、人はよみがえりできること、それを信じれることをどうか教えてください」と、
そう、願って、
せめてだまって、心の中で手をあわせて応援をしてしまうのです。
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